六町・青井で不動産の売却を考え始めたとき、まず知りたいのは「自分の家や土地が、今いくらくらいで売れるのか」ということではないでしょうか。
六町駅と青井駅は、どちらもつくばエクスプレスが開業した2005年以降、都心方面へのアクセスが大きく変化した地域です。一方で、不動産市場という視点で見ると、六町と青井はまったく同じ特徴を持った街ではありません。
六町では駅周辺を中心に土地区画整理事業が進み、駅前には店舗や共同住宅なども増えています。2026年の地価公示でも、六町駅から 約150mの商業地は1㎡あたり75万円となり、前年から大きく上昇しています。
一方、青井は戸建てや低層共同住宅が建ち並ぶ既成住宅地としての性格が強く、2026年の地価公示では青井2丁目の住宅地が1㎡あたり42万3,000円となっています。国土交通省の鑑定評価でも、住宅需要は比較的安定しており、地価は緩やかな上昇傾向が続くと予測されています。
つまり、「六町・青井の相場はいくらか」という一つの平均数字だけでは、自宅の売却価格を判断することはできません。六町なのか青井なのか。駅から何分なのか。土地なのか、戸建てなのか、マンションなのか。土地の形状や道路条件はどうなのか。建物は何年に建てられ、現在どのような状態なのか。こうした条件によって、実際に購入希望者から評価される価格は変わります。
この記事では、国土交通省などの公的な地価データと、ハウスセイラーズが実際に取り扱った周辺地域の成約事例をもとに、六町・青井で不動産を売却する際に知っておきたい相場の考え方や査定ポイント、高く・スムーズに売却するための方法を詳しく解説します。
CONTENTS
この記事の目次
- 1. 2026年、六町・青井の不動産市場はどうなっている?
- 1-1. 六町|駅周辺の整備とともに地価も上昇
- 1-2. 青井|成熟した住宅地として安定した需要
- 2. 六町と青井は、同じつくばエクスプレス沿線でも売り方が違う
- 2-1. 六町は「駅周辺の変化」を購入者へ伝えやすい
- 2-2. 青井は「住宅地としての暮らしやすさ」をどう伝えるか
- 3. 六町・青井の不動産はいくらで売れる?
- 3-1. 六町・青井の土地を売却する場合
- 3-2. 六町・青井の中古戸建てを売却する場合
- 3-3. 六町・青井のマンションを売却する場合
- 4. 青井周辺におけるハウスセイラーズの売却実績
- 4-1. 足立区中央本町2丁目|75.44㎡の土地を3,327万円で成約
- 5. 六町・青井の査定価格を左右するポイント
- 5-1. 駅からの距離だけではなく「どちらの駅を使う物件か」を見る
- 5-2. 土地の形状と道路条件
- 5-3. 六町では区画整理や用途地域も確認する
- 5-4. 青井では既存住宅の状態や敷地条件を確認する
- 5-5. 周辺で現在販売されている競合物件
- 6. 六町・青井で高く売るなら「高い査定額」より根拠を見る
- 7. 六町・青井で高く売るには「誰が買うのか」まで考える
- 8. 「いくらで売るか」だけでなく、「どう売りたいか」から販売計画を考える
2026年、六町・青井の不動産市場はどうなっている?

六町・青井で不動産売却を検討するのであれば、まず現在の地価がどのように動いているのかを確認しておきましょう。ここで重要なのは、六町と青井を一括りにせず、それぞれの地域特性を見ることです。
六町|駅周辺の整備とともに地価も上昇
六町では、駅周辺を中心に土地区画整理事業が進められてきました。2026年の国土交通省地価公示では、六町駅から約150mに位置する六町4丁目3番7号の商業地が、1㎡あたり75万円となっています。
前年の公示価格は 1㎡あたり68万2,000円だったため、約10%の上昇です。国土交通省の鑑定評価では、六町駅至近の商業地域について、周辺の区画整理事業の進展に伴い駅前商業地域としてさらに成熟していくことが予測されており、地域発展への期待などを背景に需要は堅調とされています。
ただし、この75万円/㎡という数字は駅前の店舗・共同住宅などが建ち並ぶ「商業地」の価格です。六町にある一般的な戸建て住宅の土地価格と、そのまま比較することはできません。
住宅地については、現時点で最新公表となる2025年の基準地価で、六町1丁目5番21号、六町駅から約400mの住宅地が1㎡あたり47万2,000円となっています。前年の44万2,000円から約6.8%上昇しています。
六町では、駅前と住宅地で土地の使われ方や価格帯が大きく異なるため、「 六町の坪単価」という平均値だけではなく、物件がどの位置にあるのかを見ることが重要です。
青井|成熟した住宅地として安定した需要
青井についても、地価は上昇傾向にあります。2026年の地価公示では、青井駅から約690mに位置する青井2丁目28番14号の住宅地が1㎡あたり42万3,000円となっています。
この地点は、一般住宅やアパートなどが建ち並ぶ低層住宅地域です。 国土交通省の鑑定評価では、青井駅周辺について、足立区や周辺地域に住む一次取得者、買い替え層、不動産事業者などが主な購入者として想定されています。
つくばエクスプレス開業以降は区外からの需要者も増加しており、市場の中心的な価格帯として、戸建用地では総額3,000万円程度、新築戸建住宅では総額5,000万円程度が示されています。
ただし、これも青井にあるすべての土地や戸建てが同じ価格になるという意味ではありません。同じ青井でも、駅からの距離や土地面積、道路条件によって評価は変わります。2025年の基準地価でも、青井3丁目19番15号、青井駅から約310mの住宅地は1㎡あたり44万4,000円となっています。
六町のような大規模な駅前整備による変化だけでなく、青井では既成住宅地としての安定した需要をどのように価格へ反映させるかが重要になります。
六町と青井は、同じつくばエクスプレス沿線でも売り方が違う

六町駅と青井駅は隣接するつくばエクスプレスの駅ですが、不動産売却では同じ市場として考えすぎない方がよいでしょう。
六町は「駅周辺の変化」を購入者へ伝えやすい
六町では、 駅周辺の土地区画整理や街区整備が不動産市場を考えるうえで重要なポイントになります。国土交通省の2026年地価公示でも、六町駅至近の商業地について、区画整理事業の進展や地域発展への期待が価格形成要因として挙げられています。
そのため六町駅周辺の不動産を販売する際には、単に「つくばエクスプレスが使える」というだけでなく、駅までの具体的な距離、道路の整備状況、周辺の店舗や生活施設、土地の利用可能性などを購入希望者へ伝えることが重要です。
特に土地の場合、区画整理や用途地域、建ぺい率・容積率などによって、購入者が建築できる建物も変わります。同じ六町という住所でも、駅前の商業地と少し離れた住宅地では購入者が異なるため、物件ごとに販売ターゲットを考える必要があります。
青井は「住宅地としての暮らしやすさ」をどう伝えるか
青井は、六町と比べると既成住宅地としての性格が強いエリアです。国土交通省の鑑定評価でも、青井2丁目は戸建住宅を中心とする標準的な住宅地域であり、不動産需要は比較的安定していると評価されています。
そのため青井の戸建てや土地を販売する場合には、駅距離だけでなく、前面道路、土地の広さ、周辺の住宅環境、日当たりなど、実際に住んだ場合の生活を具体的に伝えることが重要です。
また、青井の場所によっては五反野方面や綾瀬方面も生活圏として意識されるため、購入希望者がどの周辺エリアと比較しているのかまで考える必要があります。
「 青井駅徒歩○分」という情報だけではなく、その物件を購入した人がどのような暮らしをできるのかを見せることが、販売時のポイントになります。
六町・青井の不動産はいくらで売れる?

地価を見ると六町・青井ともに上昇傾向にありますが、実際に自宅がいくらで売却できるのかは、物件ごとに査定しなければ分かりません。特に土地、戸建て、マンションでは価格の決まり方が異なります。
六町・青井の土地を売却する場合
土地を査定する際、最初に確認するのは周辺の実際の取引事例や公的な地価ですが、それだけで価格を決めるわけではありません。同じ100㎡の土地でも、 間口が広く長方形に近い土地と、細い通路の奥に敷地がある土地では、購入後に建築できる住宅の自由度が異なります。
前面道路の幅員や道路種別、接道方向なども重要です。さらに、六町では区画整理や用途地域との関係、青井では既成住宅地の道路条件など、エリアによって確認すべき内容が異なります。
購入者は土地そのものだけでなく、「 この土地を買ったあとにどのような住宅を建てられるのか」を考えています。そのため、六町・青井で土地を売却するときは、地域の平均坪単価だけでなく、建築条件まで含めて査定する必要があります。
六町・青井の中古戸建てを売却する場合
中古戸建てでは、土地の価値に加えて建物の築年数や状態を確認します。比較的新しい戸建てであれば、建物そのものにも価値が残っている可能性があります。
一方で築年数が経過している住宅の場合、土地としての評価が価格の中心になるケースもあります。ただし、「 築30年以上だから建物に価値がない」と一律に考える必要はありません。
過去に外壁や屋根を修繕している、水回りを交換している、室内状態が良好といった住宅であれば、購入後にそのまま住みたい方や、最低限のリフォームで利用したい方が購入を検討する可能性があります。
売却するためだけに先に大規模リフォームや解体を行うのではなく、まず現在の状態で査定し、どの販売方法が適しているのかを判断することが重要です。
六町・青井のマンションを売却する場合
マンションの場合には、六町駅・青井駅全体の平均価格よりも、同じマンションの取引状況を見ることが重要です。過去に同じマンション内で、どの住戸がいくらで成約しているのか。
現在、同じマンション内に何戸売り出されているのか。自分の住戸は何階なのか。方角、専有面積、間取り、室内状態はどうなのか。こうした条件を比較して査定します。
例えば、同じマンション内に条件の近い住戸が複数販売されていれば、購入希望者はそれらを直接比較します。反対に、競合となる住戸が少ないタイミングであれば、売出価格を考えるうえで選択肢が広がる可能性もあります。
マンション売却では、「 六町・青井の平均価格」からさらに一段深く、マンション単位・住戸単位で価格を見る必要があります。
青井周辺におけるハウスセイラーズの売却実績

不動産相場を確認するときには、平均価格だけでなく、周辺で実際にどのような不動産が成約しているのかを見ることも重要です。
弊社が保有している売却実績の中から、青井に近い中央本町2丁目の土地売却事例をご紹介します。なお、六町・青井駅そのものを最寄りとする事例ではないため、六町・青井の価格と直接比較するものではなく、周辺地域における参考事例としてご覧ください。
足立区中央本町2丁目|75.44㎡の土地を3,327万円で成約
| 物件種別 | 土地 |
|---|---|
| 所在地 | 足立区中央本町2丁目 |
| 最寄り駅 | 東武スカイツリーライン 五反野駅 |
| 土地面積 | 75.44㎡(22.82坪) |
| 売出価格 | 3,280万円 |
| 成約価格 | 3,327万円 |
| 売出時期 | 2024年10月 |
六町・青井の査定価格を左右するポイント

駅からの距離だけではなく「どちらの駅を使う物件か」を見る
六町・青井の不動産査定では、駅からの距離が重要です。現在、不動産ポータルサイトでは「 駅徒歩5分以内」「10分以内」「15分以内」といった条件で検索できます。
そのため、徒歩9分と11分の違いでも購入希望者の検索結果に影響する場合があります。一方、六町と青井では駅周辺の特徴が異なります。
六町駅に近い物件では、駅周辺の整備状況やつくばエクスプレスへのアクセスが訴求しやすくなります。青井では、駅距離に加えて既存の住宅地としての住環境や、物件によっては五反野・綾瀬方面への生活動線なども購入者の比較材料になります。
土地の形状と道路条件
土地・戸建てでは、土地面積と同じくらい道路条件が重要です。同じ100㎡でも、間口が広い整形地と不整形地では建築プランの自由度が異なります。
また、前面道路の幅員、道路種別、接道している長さなどによって、建て替え時の条件が変わる場合もあります。特に築年数の経過した戸建てや相続した実家では、「 現在住宅が建っているから将来も問題なく建て替えられる」とは限りません。
購入希望者は現在の建物だけではなく、将来的な土地利用まで考えて購入します。そのため、土地や古い戸建てでは、現地だけでなく法令上の条件まで調査したうえで査定することが重要です。
六町では区画整理や用途地域も確認する
六町で特に確認しておきたいのが、物件の位置と都市計画上の条件です。六町駅周辺では土地区画整理事業が進められてきたため、駅周辺の商業地域と戸建て中心の住宅地では土地の評価方法が大きく異なります。
2026年の公示地価で1㎡75万円となっている六町4丁目の地点も、店舗兼共同住宅などが建ち並ぶ近隣商業地域です。一般住宅地の価格とそのまま比較することはできません。
六町の土地を売却する際には、「 六町駅に近い」ということだけでなく、用途地域や道路条件、土地利用の可能性まで確認することが重要です。
青井では既存住宅の状態や敷地条件を確認する
青井では、すでに戸建てやアパートなどが建ち並ぶ成熟した住宅地が多く見られます。そのため築年数の古い戸建てでは、建物状態だけでなく、 敷地条件や将来建て替える場合の条件まで確認する必要があります。
また、青井の中でも駅に近い場所と離れた場所では、購入希望者が比較する物件も異なります。近隣の成約事例を使う場合でも、単純に「同じ青井だから」という理由だけで比較するのではなく、駅距離、道路、面積、土地形状など、できる限り条件を揃えることが正確な査定につながります。
周辺で現在販売されている競合物件
過去の成約事例と同じくらい重要なのが、現在販売されている競合物件です。例えば自宅を4,500万円で売り出したとしても、同じ駅から同程度の距離に、築年数や広さが近い4,000万円の住宅が複数販売されていれば、購入希望者は当然比較します。
逆に、条件の近い競合物件がほとんどないタイミングであれば、売出価格を考える際の選択肢が広がる可能性があります。査定では「過去にいくらで売れたか」だけではなく、 現在購入者が何と比較することになるのかまで確認することが重要です。
六町・青井で高く売るなら「高い査定額」より根拠を見る

複数の不動産会社へ査定を依頼すると、会社によって査定額が異なる場合があります。例えば、 3社から3,800万円、4,100万円、4,600万円という査定結果が出れば、一番高い4,600万円を提示した会社へ依頼したくなるかもしれません。
しかし、査定価格は買主が実際に支払う金額ではありません。不動産会社が周辺の取引事例や現在の市場から予測した価格です。そのため重要なのは、「いくらと査定されたか」だけではなく、「なぜその価格なのか」を確認することです。
六町・青井のどの成約事例と比較しているのか。現在どのような競合物件があるのか。どの購入者を想定しているのか。なぜその価格から販売を始めるのか。こうした根拠まで説明できるかを確認する必要があります。
大切なのは、単に高い査定価格を提示するのではなく、実際の市場と売主様の希望の両方を見ながら、成約までを考えた価格設定を行うことです。
六町・青井で高く売るには「誰が買うのか」まで考える

不動産売却では、「自分の家をいくらで売るか」という売主側の視点だけではなく、「誰がこの物件を買うのか」という買主側の視点も重要です。
例えば六町駅に近い築浅戸建てであれば、つくばエクスプレスを使って都心方面へ通勤しながら、戸建て住宅を探している世帯が購入候補になる可能性があります。
青井の住宅地にある戸建てであれば、駅距離だけではなく土地面積や駐車スペース、周辺環境を重視する方が購入候補になる場合があります。土地なら、自宅を建てたい個人だけでなく、新築住宅を建築して販売する不動産事業者が検討することもあります。
マンションなら、駅へのアクセスや室内状態、管理状況などを重視する購入者へ情報を届ける必要があります。購入者が違えば、広告写真や紹介文章、強く見せるべき物件の特徴も変わります。
その不動産を最も評価する可能性の高い購入者を想定し、その方へ物件の価値を正しく届けることが、高値売却を目指すうえで重要です。
「いくらで売るか」だけでなく、「どう売りたいか」から販売計画を考える

不動産売却では、すべての売主様が同じ条件を希望しているわけではありません。「時間がかかっても、できるだけ価格を下げずに売却したい」という方もいれば、「住み替えの日程が決まっているので、一定期間内に売却したい」という方もいます。
また、相続した実家であれば、すぐに売却する必要があるのか、まず家族で今後について話し合うのかによっても進め方は変わります。住宅ローンが残っている場合には、売却価格だけでなく、ローン残高や売却にかかる費用を踏まえて、売却後にどのくらい手元へ残るのかを確認することも重要です。
築年数の古い戸建てについても、最初から解体することが正解とは限りません。建物をそのまま利用したい購入者へ販売する方法、古家付き土地として販売する方法、必要な補修だけ行って販売する方法など、物件によって複数の選択肢があります。
つまり、不動産売却では「この物件はいくらです」という査定だけではなく、 売主様が何を優先したいのかと、物件をどのような買主へ届けるのかを一緒に考えることが重要です。
ハウスセイラーズでは、専属専任媒介・専任媒介でお預かりした物件の約90%が売出後半年以内に成約し、平均成約期間は3.7ヶ月となっています。
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