マンションを売りたいのに、なかなか買い手が見つからない。中古マンションの処分に困っているという人もいるのではないでしょうか。買い手が見つからないからといって、マンションの売却を諦めてしまうと、維持費がかかってくるなどデメリットが多くあります。そのため、売却を目指してご自身でもできる範囲で行動するのが理想的といえます。
この記事では、マンションが売れ残ってしまう理由について、また対策方法についてもご紹介していきますので、是非参考にしてください。
CONTENTS
この記事の目次
- 1. 売れないマンションを抱えているデメリット
- 2. マンションが売れない9つの理由
- 2-1. 立地の需要がない
- 2-2. ライバル物件が多く存在している
- 2-3. 築年数の古さが問題となっている
- 2-4.
- 2-5. 間取りがニーズを満たしていない
- 2-6. 売り出し価格が高い
- 2-7. マンションの維持費が高額になっている
- 2-8. 売り出し価格が間違っている
- 2-9. 内覧時の対応で問題が発生している
- 2-10. 不動産会社の売却戦略に問題がある
- 3. マンションが売れない時の9つの対応策
- 3-1. 価格の見直し
- 3-2. 内覧準備の改善
- 3-3. 広告・宣伝の強化
- 3-4. ターゲット層の再評価
- 3-5. リフォーム・リノベーションを行う
- 3-6. 販売依頼先のエージェントを変更
- 3-7. 売却タイミングの見直し
- 3-8. 柔軟な交渉対応
- 3-9. 市場調査の実施
売れないマンションを抱えているデメリット
売れないマンションを抱えていることには、さまざまなデメリットが伴います。まず、時間の経過とともに資産価値が下落し、売却価格が想定よりも低くなる可能性があります。
また、管理費や修繕積立金、固定資産税などの維持費が継続的に発生し、経済的負担が大きくなります。さらに、市場の需要が低い間に売却の機会を逃すと、さらに売れにくくなり、希望価格での売却が困難になることもあります。
売却できないために賃貸に切り替える選択肢もありますが、借主が見つからなかったり、家賃収入が安定しないリスクも考慮しなければなりません。加えて、売れない状態が続くことで精神的なストレスが生じてしまい、次の資産運用やライフプランの見直しが難しくなる可能性もあります。
売れないマンションを抱えていることは、経済的にも精神的にも大きな影響を及ぼす可能性があるため、早めに売却や活用方法を検討することが重要となってきます。
すでに売却活動をしているけど、なかなか売却できずに困っているという人は、私たちハウスセイラーズにご相談ください。現状分析から理想的なご提案をいたします。
マンションが売れない9つの理由
売れないマンションには、共通点があります。マンションがなかなか売れずに困っているという人は、保有しているマンションと自分のマンションを比較してみてください。売れない理由9つご紹介していきます。
立地の需要がない
周辺に駅やバス停などの交通機関が少なく、アクセスが不便なエリアでは、購入希望者が限られてしまいます。また、近隣に商業施設や病院、学校などの生活利便施設が不足している場合も、住みやすさの観点から敬遠されることが多くなります。
さらに、人口減少が進む地域や過疎化が進んでいるエリアでは、将来的な不動産価値の下落が懸念され、買い手がつきにくくなるケースなどがあります。
加えて、周囲の治安が悪かったり、騒音や環境の悪化が問題視されるエリアも、購入を検討する人が少なくなる要因となります。
このように、立地の需要がないマンションは、買い手が見つかりにくく、売却が長期化する傾向があるため、価格設定を慎重に考える必要があります。
ライバル物件が多く存在している
同じエリアに似た条件のマンションが多数販売されている場合、買い手の選択肢が増えるため、価格や設備、立地の面で優位性がない物件は後回しにされがちです。特に、新築マンションや築浅の中古マンションが多い地域では、築年数が経過した物件は競争力を失いやすくなります。
また、周辺に価格の安い物件や条件の良い物件が多く存在すると、売却希望価格での成約が難しくなり、値下げを余儀なくされることもあります。
さらに、販売中の物件が多いエリアでは、市場における供給が需要を上回るため、売れるまでの期間が長期化する可能性が高まります。
このように、ライバル物件が多い状況では、価格設定やリフォーム、販売戦略を工夫していく必要があります。
築年数の古さが問題となっている
築年数が経過すると、建物の老朽化が進み、設備の劣化や耐震基準の違いなどが購入希望者にとって大きな懸念材料となります。特に、旧耐震基準のマンションは安全性の面で敬遠されることが多く、買い手が付きにくくなります。
また、エレベーターの未設置や共用部分の管理状態の悪化など、古い物件特有の問題も購入のハードルを高める要因となります。さらに、新築や築浅の物件と比較されると、デザインや設備の面で見劣りし、リフォームやリノベーションの費用を考慮すると割高に感じられることもあります。
このように、築年数の古さが問題となるマンションは、価格の見直しやリフォームの実施、または買い取り業者による下取りも検討材料に加えてみてはいかがでしょうか?
間取りがニーズを満たしていない
時代の変化とともに、住宅に求められる間取りのトレンドも変わるため、古い間取りのままでは買い手にとって魅力的に映らないことがあります。例えば、リビングが狭く個室が多い昔ながらの間取りや、ファミリー向けの広さが不足している1LDK・2DKなどは、現代のライフスタイルに合わず、需要が低くなりがちです。
また、収納スペースが少ない、バルコニーが狭い、部屋の形がいびつで家具の配置がしにくいといった点も、購入希望者にとって大きなマイナスポイントとなります。
さらに、テレワークの普及により書斎スペースのある間取り等、現代の需要に対応できていない物件は競争力を失いやすくなります。
このように、間取りがニーズを満たしていないマンションは、買い手が見つかりにくく、売却が長期化する可能性が高まるため、リノベーションの検討するのが理想的なケースもあります。
売却にお困りの方は、是非一度弊社にご連絡ください。最適なご提案をさせていただきます。
売り出し価格が高い
相場よりも価格が高すぎると、購入希望者が他の競争力のある物件に流れてしまい、長期間売れ残る原因となります。特に、同じエリアに似た条件の物件が多数ある場合、価格が割高な物件は比較の段階で選択肢から外されることが多くあります。
また、高額な価格設定がされていると、住宅ローンの審査に通りにくくなったり、購入者が値引き交渉を前提に慎重になることも考えられます。
さらに、最初に高すぎる価格で売り出すと、時間が経過するにつれて「売れ残り物件」という印象を持たれ、結果的に価格を大幅に下げざるを得なくなることもあります。
このように、売り出し価格が高すぎると市場のニーズと合わず、買い手がつきにくくなるため、相場を十分に調査し、売出開始時に適切な価格設定を行うことが重要となります。
マンションの維持費が高額になっている

マンションの維持費には、管理費や修繕積立金、固定資産税などが含まれますが、これらの負担が大きい物件は購入希望者にとって敬遠されがちです。
特に、大規模修繕の予定があり修繕積立金が急激に上がる可能性があるマンションや、管理体制のコストが高く管理費が割高な物件は、ランニングコストの面で魅力を感じにくくなります。
また、共用施設が充実している高級マンションでは、ジムやプール、コンシェルジュサービスなどの維持費がかさみ、実際に利用しない人にとっては無駄な出費と感じられることもあります。
さらに、築年数が古く修繕費用がかさむ物件では、将来的な負担増を懸念して購入をためらう人も少なくありません。このように、マンションの維持費が高額な場合、購入後の経済的負担が大きいと判断され、売却が難しくなるため、価格設定や維持費の見直しが必要になることがあります。
売り出し価格が間違っている
価格設定が適切でないと、買い手の関心を引くことが難しくなります。例えば、相場よりも高すぎる価格を設定してしまうと、購入希望者は他の物件を選ぶ可能性が高く、長期間売れ残ることになります。
逆に、売り出し価格が低すぎると、物件の価値が低く見られ、「何か問題があるのでは?」と疑われることがあり、信頼を失うことになってしまうこともあります。
また、同じエリアの類似物件と比較して価格が明らかに不相応である場合、市場価値に合った価格設定をすることが重要となってきます。
売り出し価格が市場に合っていないと、買い手は購入をためらい、最終的に値下げを余儀なくされることになり、売却までに時間がかかることが多くなります。
このように、売り出し価格が間違っていると、物件が売れにくくなるため、適切な市場調査と価格設定が求められます。
内覧時の対応で問題が発生している
内覧時に購入希望者に対する対応が不十分だと、物件に対する印象が大きく悪化することがあります。例えば、内覧の際に不快な対応をされたり、質問に対して適切な説明がない場合、購入者は不安を感じ、購入意欲が失われます。
また、物件の状態が整理されていない、清掃が行き届いていない、臭いや汚れが目立つなどの印象が悪ければ、内覧後に「手を加える必要がある物件だ」と思われて、購入を見送られることもあります。
さらに、内覧時に購入希望者の要望に柔軟に対応できない、あるいは適切なアドバイスを提供できないことも、物件に対する信頼感を損ね、売却を難しくする原因となります。
このように、内覧時の対応が悪いと、物件の魅力を十分に伝えきれず、売れにくくなるため、担当者の対応や物件の準備を十分に整えることが重要です。
内覧にもきちんと対応してくれる、不動産会社を選ぶことが大事になってきますので、その点を覚えておきましょう。
不動産会社の売却戦略に問題がある
不動産会社の戦略が適切でない場合、物件が市場で適切にアピールされず、購入希望者を引きつけることができません。例えば、広告や宣伝活動が不十分であったり、ターゲット層に対するアプローチが誤っている場合、物件の魅力が十分に伝わらないことがあります。
また、物件の価格設定が市場相場に合っていない場合や、売却のタイミングが悪いと、物件が売れ残りやすくなります。さらに、内覧の際の対応や情報提供が不十分であったり、購入希望者の疑問や不安に対して適切に対応しない場合も、売却が長引く原因となります。
また、物件に対する市場のニーズを理解せず、売却方法や戦略を柔軟に見直さないことも、効果的な売却を妨げる要因となります。このように、不動産会社の売却戦略に問題があると、物件が売れにくくなるため、戦略の見直しや専門的なアドバイスが不可欠となってきます。
弊社ハウスセイラーズでは、独自のデータベースを活用し、ご要望を叶える多角的な売却戦略をご提案しております。
具体的には、過去にお問い合わせいただいたお客様をデータベース化した「S.H.I.P(Sailors Happiness In Partner)」を活用しています。約12,000人の登録顧客に対し、物件種別・エリア・広さ・価格などの希望条件にマッチした物件情報を毎日メールで配信。
購入希望者への迅速な情報提供を実現し、物件の見逃しを防ぐシステムを構築しています。物件広告は、自社ホームページに加え、スーモ。アットホーム、ホームズ、ヤフー不動産など主要ポータルサイトを網羅し、エリアトップクラスの集客力で多くの購入者にリーチしています。
また、SNSを活用した多面的な広告活動により、早期売却と希望価格に近い成約を目指します。こうした包括的な販売戦略が、お客様の期待に応える迅速かつ効果的な売却を可能にしています。
マンションの売却をお考えの方は、是非私たちにお気軽にお問い合わせください。
マンションが売れない時の9つの対応策
ここからは、マンションが売れない時の対応策についてご紹介していきます。具体的な方法について、触れていきますので、是非参考にしてくださいませ。
価格の見直し
売れないマンションの売却には、市場相場や近隣の競合物件を再評価し、適正な売り出し価格を設定することが重要です。
まず、周辺の競合物件の価格を調査し、自分の物件と比較します。立地や築年数、間取り、設備などを考慮し、どの程度の価格が適切かを決定します。
もし価格が高すぎる場合は、相場に合わせて値下げを検討し、購入者が納得できる価格に調整するようにしましょう。
内覧準備の改善
内覧前に徹底的な清掃と整理整頓を行うことが重要です。購入希望者が内覧に訪れた際に、物件が清潔で整然としていると、第一印象が大きく改善され、好感を持たれやすくなります。
特に、キッチンやバスルーム、トイレなど水回りや床、窓周りなど、普段気づきにくい場所までしっかり清掃しておくことが大切です。また、物件に独特の臭いがある場合は、それを取り除くために消臭剤を使用するだけでなく、換気を行ったり、必要に応じて専門業者に依頼してクリーニングをしてもらうことを検討します。
汚れや傷が目立つ箇所があれば、その部分を修繕しておくことも、購入者の印象を大きく改善します。さらに、内覧時の対応も非常に重要です。購入希望者に対して丁寧で親切な対応を心掛け、物件の特長や設備についてしっかりと説明を行い、質問に対して正確に答えることが信頼感を生みます。
内覧中に物件の利点やアピールポイントをしっかりと伝え、購入者が物件に対してポジティブな印象を持つよう努めます。
このように、物件の清掃や整理整頓を徹底し、内覧時の対応を改善することで、購入希望者が快適に感じ、売却活動がスムーズに進む可能性が高まりますので、その点を覚えておくようにしましょう。
広告・宣伝の強化
物件を売却するためには、広告や宣伝活動を強化して物件の魅力を広範囲に伝えることが大切です。広告・宣伝の強化は何よりも大切な部分といっても、過言ではありません。
オンラインポータルに物件情報を掲載し、詳細な写真や説明で視覚的にアピールすることで、購入希望者に物件の良さをしっかり伝えます。さらに、SNS(Facebook、Instagram、Xなど)を活用し、地元のコミュニティや関連するハッシュタグを使ってより多くの人に情報を届けることが効果的です。
潜在的な購入者により多くリーチし、売却活動を加速させることが、売却成功へとつながります。
ターゲット層の再評価
物件に合ったターゲット層を見直し、ニーズに合わせた売却戦略を立てることが重要です。例えば、若年層をターゲットにする場合、利便性の高い立地や、周辺施設の充実度をアピールするのが効果的です。
一方、ファミリー層をターゲットにする場合は、広めの間取りや近隣の教育施設、公園などを強調することが大切です。また、投資家層に向けては、利回りや将来的な価値の上昇が見込める点をアピールする戦略が有効です。
ターゲット層に合わせたアプローチを取ることで、物件の魅力を最大限に引き出し、売却へとつながります。
リフォーム・リノベーションを行う
物件が古い場合や間取りが使いにくい場合、リフォームやリノベーションを行い、物件の魅力を引き出すことが効果的です。例えば、キッチンやバスルームなどの水回りをリニューアルしたり、壁の塗り替えや床の張り替えを行うことで、見た目の印象を大きく改善できます。
また、間取りが使いにくい場合は、壁を取り払って広いリビングスペースを作るなど、生活動線を見直すことが有効です。ただし、リフォーム費用が売却価格に対してどれだけ効果的かを考慮し、過剰な投資にならないように注意することが大切です。
部分的な改善を行うことで、費用対効果を最大化し、物件をより魅力的にすることができます。
販売依頼先のエージェントを変更
現在の不動産会社や担当者の戦略が効果的でない場合、別のエージェントや不動産会社に依頼することを検討するのも一つの方法です。新しいエージェントは、異なる視点やアプローチで売却戦略を見直し、物件の魅力をより効果的にアピールすることができます。
マーケティング手法やターゲット層へのアプローチを刷新したり、価格設定や広告戦略を再評価することで、売却活動を加速させることが可能です。
複数の視点を取り入れることで、物件の売却をよりスムーズに進めることができ、長期間売れないリスクを避けることができます。
売却タイミングの見直し
市場の需要や季節性を考慮して、売却のタイミングを見直すことが重要です。特に、春や秋など、転居需要が高まる時期に物件を売り出すことで、売却がスムーズに進む可能性があります。
春は新年度の始まりとともに引越しを考える人が増え、秋は年末に向けて新しい生活を始めたいと考える人が多くなります。こうした需要が高い時期を狙うことで、購入希望者が多く集まり、物件が早期に売れる確率が高くなります。
また、季節によって物件の見え方や魅力も変わるため、適切なタイミングでの販売が効果的です。
柔軟な交渉対応
購入希望者からの値引き交渉や条件の変更を柔軟に受け入れることで、早期に契約を結ぶことができます。特に、購入者の不安を取り除くために、条件面で調整を行うなどが効果的です。
ここの部分は、自分自身で判断するのは、リスクがとてもありますので、信頼できる不動産会社に依頼するのが理想的です。
市場調査の実施
地域の不動産市場を再調査し、競合物件の動向や価格変動を把握することが重要となってきます。周辺の物件の売れ行きや価格の変動を知ることで、市場の動向を理解し、自分の物件に適した価格設定ができます。
また、競合物件と比較して自分の物件がどのような位置づけにあるかを確認することで、どのようなアピールポイントを強調すべきかが見えてきます。市場の変化に迅速に対応することで、より効果的な販売戦略を立て、売却を加速させることが可能になります。
マンションの売却ならハウスセイラーズにお任せください
マンションが売れない理由には、立地の悪さ、ライバル物件の多さ、築年数の古さ、間取りの不適合、価格設定の誤りなどがあります。これらの要因を見直すことで、売却が進む可能性があります。
例えば、価格の見直しや内覧の準備を工夫すること、広告や宣伝を強化することが効果的です。
また、ターゲット層の再評価やリフォーム・リノベーションを行うことで、物件の魅力を引き出すことも有効的。早期に問題を特定し、柔軟な対策を講じることが、スムーズな売却へとつながります。
マンションを売却したいけど、なかなか売れなくて困っている。これからマンションを売却しようと考えている方は、是非私たちまでお気軽にご相談くださいませ。